Webページを閲覧している時、読みたい文章の隣にFlashやアニメーションGIFなどの自己主張の激しい要素がいると、非常に目障りに感じることがあります。
日本のサイトは大人しいところが多いですが、海外、特にアメリカのサイトは無駄に物体が動き回るところが多いです。こうした目障りな物体になんとかおとなしくしていてもらえないものかと、アドオンをいくつか試してみました。
対象OSはFirefox12とChrome18。IEなんて知らない。
アニメーションGIFはFirefoxの機能で停止可能です。
アドレスバーに以下の文字を入力してEnterを押します。
about:config
検索(R)の入力欄に「animation」と入力してEnterを押すと、下にimage.animation_modeという項目が出てきます。
出てきた項目を右クリック→値を変更を選択して、normalになっている値をonceに書き換えます。これでgifアニメーションはリピートされずに1度きり再生されるようになります。
1度も再生させたくない時は、noneを指定します。
Chrome自体にはアニメーションGIFを停止する機能は今のところ用意されてないようです。
アドオンはいろいろ用意されているようですが、我が家の環境ではStop gif animations on escapeというGreasemonkeyスクリプトが一番安定して動いてくれました。
ESCキーを押すとアニメーションが停止します。
他にもStop animationsという、ESCキーを押すとGif/Flash/JavaScriptが止められるアドオンもあるようです。が、こちらはスクロールするとFlashが動き出したり等、微妙に感じる動きをすることがちらほらありました。
Paused!やPause! Pause! Pause!というGIFのアニメーションを止めるアドオンもあるようですが、我が家の環境ではちゃんと停止しないことがあったりCPU使用率が高くなったり等、今ひとつ動作が安定していませんでした。
Flashblockという、Flashを自動ロードさせないアドオンが存在します。
このアドオンを入れると、下記のようにフラッシュが表示される場所が空白になります。空白になっている箇所でクリックをすると、Flashが再生されます。
完全にブロックしてしまうわけでなく、クリックすれば再生できるので、使い勝手はとても良いです。設定すればSilverLightもブロックできるようです。
また、ホワイトリスト機能も用意されているので、指定ドメインのブロックを解除することもできます。
Adblockは広告消しの鉄板ソフトです。目障りな広告をブロックしてくれます。
入れるだけでWeb閲覧の快適度がだいぶ上がる良いアドオンですが、広告を削除するというのはWebの在り方に関わる問題なので使用は悩ましいところがあります。
個人的にはデフォルトのフィルタを使わず、どの広告もブロックしない状態で導入し、どうしても不快に感じる要素(閲覧の邪魔をするように出現をする広告とか)だけ独自にフィルタを追加するようにしています。要素を右クリックするとフィルタ追加のメニューが表示されます。
GIFのアニメーションとFlashを止めてみたところ、Webの閲覧時に動く物体に悩まされることはほとんどなくなりました。
もう少し世の中のサイトがおとなしい作りになっていれば、こうしたアドオンに頼る必要もないのですが。